訪問サポートから1ヶ月が経って
年少さんのお子様のおもちゃの片付けで訪問、その後1ヶ月経過しての様子です。
今回は2人目の育休中でお引越し直後・育休復帰直前というタイミングでご依頼いただいていました。天王寺区子育てスタート応援券プランご利用です。お片付け上手な奥様でしたが、お子さんの片付けも全てママがしてしまう。もっと自分でできるように促してあげたいけど、時間がないし、やり方がわからないとお困りです。
片付け力アップに大切なことは2つ
自分で片付けができるようになるには、ポイントやコツがあります。お片付けの本にもたくさん紹介されていますよね。でもみなさん本をまねてもうまくいきません。それは片付けることが目的になっている時です。片付けはそれ自体が目的なのではなく、人生を豊かに過ごすための手段です。片付けのその先の暮らしに目をむけることが大切です。正しいやり方「知識」と、強い思い「意識」が必要、どちらか一つではなくバランスよく持って欲しいのです。ここに気づくかどうかがポイントです。気付いたらあとはやり方を学ぶだけ。どんどんうまくいきます。
家族が片付けできない場合
自分の片付けはこの法則に気づけば解決したも同然。でも例えば家族に片付けられるようになって欲しい場合はどうしますか?「知識」「意識」の両方をバランスよく身につけてもらえるように支援してあげる必要があるのです。「片付けてよ」の一言で解決はできないのはこれが理由です。自分ができるようになるよりもはるかに難しく、片付けて欲しい人自身が、整理収納アドバイザーのようなサポート役を担う必要があるのです。ではその「知識」と「意識」をどうやって伝えていくかですよね。それが今回のサポートのテーマでした。
- 自分で完結できるお片付けの仕組みづくり
- やる気がわいてくる言葉がけ
この二点からアプローチしますよ。
使いやすさと安全とを考慮した仕組みづくり
当日は和室押入れと釣り収納内に収めていた、おもちゃや学習に関するものと子ども衣類の片付けでした。見た目はとても綺麗に収まっていてスッキリしています。それでも全て出して、同時に使うモノ同士でグループ分けをしてから、使用頻度順で再度収納を見直していきます。その時、モノの組み合わせだけでなく日頃の生活動線も考慮しますよ。そしてお子さんなのできっちり納めるよりもざっくりと、自分で片付けできるように気を配りました。子どもだけでなく片付けが苦手な大人に対してもざっくりは大切です。自分で完結できるお片付けの仕組みづくりは「自立」への大きな第一歩です。
また、ずり這いを始めた赤ちゃんもいらっしゃるので安全安心第一です。危険なおもちゃは使用頻度や生活動線だけでは収納場所を決められません。これからの成長過程も考慮しながら、ヒヤリハットを起こさない配置にしていきましょう。
子どもが自発的に片付けたくなる声かけ
今回はお子様のものが中心でした。さらに保護者であるクライアントさんはお片付け上手さんです。なので、正しい片付け方だけではなく「ついついママが全てしてあげてしまう」から親子共に卒業するための考え方やお子さまへの声のかけ方についてもアドバイス。お片付けは単なる「後始末」ではなく次の行動への「準備」でもあります。日々の片付けから、先を読む力や未来のために今頑張る気持ちが育ちます。片付けは自立のために必要な力がたくさん身に付きます。それが保護者自身から伝えられるって素晴らしいですよね。
子どもが自分から片付けをするようになった
訪問時には仕組みづくりを一緒にしながら、お子さまへのアプローチの仕方もお伝えしました。パズルが好きで得意だと伺ったので「パズル好きな子は絶対片付け上手になりますよ」とふと言った一言を覚えてくださっていました。お子さんにも同じように言葉かけをして、それが励みになったようです。いただいたメッセージです↓
何歳からでも大丈夫!気付いた時が初め時
今回は保育園児さん。でもお片付けスタートに年齢は関係ありません。「ないないしてねー」(←わかります?元に戻してね〜て感じ)が伝わるようになったらスタートできます。年齢によってできることや感情が変わってくるのでアプローチ方法も変わります。ケースバイケースなのでしっかりお話を伺いながらサポートいたします。小さなお子さんでしたら仕組みづくりのお手伝いとして訪問サポートも可能です。小学生以上だとご本人と一緒に片付けたり、配偶者・両親など大人の片付けや協力が得られない場合はまずお片付け相談をご利用くださいね。特効薬はありません。少しずつですが、何もしないと変わる日は来ません。はじめの一歩のきっかけ作りを一緒にしましょう。